肩こりとは
肩だけではなく、首から背中全体にかけて慢性的な痛みが起こることがあり、幅広い年齢層で症状が見られます。
肩こりがさらに酷くなると、頭痛や吐き気などの症状が起こることがあります。
頭を支える首や肩には大きな負荷がかかっていることから肩こりが起こりやすいとされています。
特に、猫背などの姿勢やなで肩、運動不足による筋力低下などが原因で肩こりを発症します。
肩こりの予防
肩こりは、筋力低下や血行不良、筋膜の癒着、首肩に負荷がかかる作業、ストレス、冷え、骨・筋肉などの整形外科疾患とそれ以外の疾患などが原因で起こります。
肩こりの予防としては、日常生活の中で血行を改善し、筋力を上げることが有効です。
そのために、適度な運動やストレッチ、長時間の同じ姿勢を避ける、ウォーキング、湯船に浸かるなど、ちょっとした動作の工夫で予防できます。 当院では、専門の理学療法士によるリハビリテーションを実施しております。
患者様に適した運動プログラムをご提案し、日常生活の中で取り入れられるストレッチや動作におけるアドバイスを行っております。
肩こりの治療
まず、問診や触診を行います。首肩の硬さや圧痛、動きを確認します。
検査結果で原因となる疾患が見つかったら、その疾患の治療を行います。疾患がない場合は、生活習慣や日常の動作を改善することで肩こりの解消を図ります。
当院では、リハビリや牽引療法、物理療法などを行っております。腱膜リリースを行い、癒着を解消することで肩こりが改善するケースもあります。
なお、肩こりの症状が重度の場合は、湿布薬や内服薬・局所注射など薬物療法を検討します。
肩こりの局所注射治療
肩こりの痛みが酷い患部やその周辺に、ステロイド剤や麻酔薬を注射します。
痛みや炎症を抑える効果が期待でき、肩こりを解消できます。
痛み止めには、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID)を用います。
NSAIDには、内服薬や湿布、坐薬があり、特に肩こり発症初期の痛みに有効です。
その他、筋弛緩剤や漢方薬なども検討することがあります。
薬物療法
非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAID)を用いて、痛みを緩和していきます。
NSAIDには、内服薬、湿布、坐薬があり、初期の痛みやこりの改善に有効とされています。
その他、筋肉の緊張を緩和できる筋弛緩剤や漢方薬などの処方もしております。